三井住友建設、ミャンマーで大学施設拡充工事を受注
bcjpnok, bcjpnon, bcjpnoo, Han Sein, MaungSoe, Nan Kham Mo Tun 木曜日, 8月 06, 2015

三井住友建設 <1821> は8月4日、ミャンマーのヤンゴン工科大学の大学施設拡充工事を受注したと発表した。日本政府の無償資金援助(ODA)で実施される。
現在の大学キャンパス、校舎は1960年初頭から使用されており今回、同敷地内に、新たに試験棟と研究棟を建設する。請負金額は7億8780万円。工期は14カ月。
三井住友建設は2013年にヤンゴン事務所を開設。東南アジアでの新たな市場としてミャンマーでの営業に注力している。
日本政府からのミャンマー向け政府開発援助は円借款・無償を合わせて1500億円に上るとされ、インフラ整備の支援が多い。同社は、土木や建築などのODA工事案件を受注、施工していくこととあわせて、今後、増加が見込まれる日系企業進出時における生産施設等の建設工事を請け負うことで、安定的市場を目指すとともにミャンマーの経済発展に貢献するとしている。
(ZUU online 編集部)
三井住友建設、ヤンゴン工科大の施設建設受注
ヤンゴン工科大の拡充計画は、工学系大学の監督官庁であるミャンマー科学技術省が発注するもので、ヤンゴン市北部のインセイン郡区にある既存の大学キャンパス内に、新たに実験棟と研究棟を建設する。ともに鉄筋コンクリート構造で、それぞれ3階建て、延床面積約1600平方メートル、5階建て約1400平方メートル。既存設備は1960年初頭から使用されているという。
請負金額は7億8,780万円で、工期は14カ月。コンサルタントにはインテムコンサルティング(東京都新宿区)と山下設計(東京都中央区)のコンソーシアムが選ばれている。
ヤンゴン工科大はミャンマーの工科系の最高学府。ミャンマーでは工業化が急速に進んでおり、政府はヤンゴン工科大を高度な工学系人材育成の中核拠点と位置付けているが、機材・施設が不足しているのが現状という。
三井住友建設は2013年、ヤンゴン事務所を開設。東南アジアの新市場としてミャンマーでの営業に力を入れている。日本政府による円借款・無償支援も多いことから、土木、建築などのODA工事案件の受注・施工を目指すとともに、日系企業の工場などの建設も請け負いたい考え。
