ミャンマー研修生、ANAでグラハン技能習得 篠辺社長「国のために頑張って」
bcjpnol, bcjpnoo, Han Sein, Khin San Myint, Ko Naing, MaungSoe, Nan Kham Mo Tun 月曜日, 11月 30, 2015

ミャンマーから空港グランドハンドリング(グラハン)業務の研修生を受け入れるANAグループは11月27日、千葉・成田市内のホテルで歓迎式典を開催した。研修生15人のほか、全日本空輸(ANA/NH)の篠辺修社長やミャンマー航空局(DCA)のミン・ルイン局長らが参加した。
ANAは成田-ヤンゴン線を1日1往復運航している。日本からのミャンマー路線は同路線のみ。ANAが海外から研修生を受け入れるのは初めてで、同路線を運航していることから提携を開始した。
8月にヤンゴンの研修センターを訪れた篠辺社長は、熱心に学ぶ研修生の姿を見て「ミャンマーの航空産業の将来を担う、という心意気を感じた」と話した。
ミャンマーの人口は5000万人以上で、将来的にも成長が見込まれる。篠辺社長は「自社便の機材大型化や増便などを検討する日が必ず来る」とし、「ANAのハンドリング経験を積んだスタッフがミャンマーにいることは、ANAが展開するにあたり『楽になる』」との認識を示した。「受け入れるミャンマーも、ANAに対し好印象を持ってくれる」とし、「利益など、短期的なメリットは考えていない」と述べた。
ANAはミャンマー以外の国とは、同様の事例を展開していない。篠辺社長は「今回のケースはANAにとってもいい勉強になる。グラハンだけでなく、整備など多方面に拡大していきたい」と抱負を述べ、研修生には「自分自身や家族のためだけでなく、ミャンマーのためにも頑張ってもらいたい。日本が発展した理由を感じ取って帰国してもらいたい」とエールを送った。




