米政府、ミャンマーからのルビーとひすい輸入禁止を継続
bcjpnoa, bcjpnon, Htun Naing Myint 木曜日, 8月 08, 2013


[ワシントン 7日 ロイター] - 米国は7日、ミャンマーからのルビーとひすいの輸入禁止を延長する大統領令を発表した。
ミャンマーで50年続いた軍事政権が2011年に民政移管して以来、米政府はミャンマーの政治経済における改革を促すため制裁の緩和を進めている。一方でルビーとひすいの輸入禁止が解除されなかったのは、採掘が軍事関係者や闇業者の資金源となっているとの懸念や、武力紛争の火種となってきた少数民族の居住地域における収賄や人権侵害の恐れが原因となっている。
ベン・ローズ米大統領次席補佐官は、声明で「大統領令は、人権侵害やミャンマーの民主化プロセス妨害につながる特定の活動や関係者に対しての制裁を維持する」と述べた。
ある米政府の高官はロイターに対し「米国はミャンマーとの責任ある貿易や投資を促進したいと考えている。これと同時に、疑わしいセクター、団体や個人を見定めていきたい」と話した。
7月、ひすいの採掘量の多いカチン州の30の団体がオバマ米大統領に書簡を送り、輸入禁止の緩和が2011年の停戦崩壊で発生した資源をめぐる対立を悪化させると警告したという。