ミャンマー大統領、全政治犯の年内釈放を言明




英ロンドンの首相官邸前で写真撮影に臨むミャンマーのテイン・セイン大統領(右)とデービッド・キャメロン英首相(2013年7月15日撮影)


【AFP=時事】ミャンマーのテイン・セイン(Thein Sein)大統領は15日、年内に全ての政治犯を釈放すると言明した。

 初めて英国を訪れた同大統領は、ロンドン(London)の王立国際問題研究所(チャタムハウス、Chatham House)で講演し、「今年の終わりまでに、ミャンマーに『良心の囚人』(政治犯)は1人もいなくなることを保証する」と宣言した。

 さらに同大統領は、1948年にビルマの国名で英国から独立した時以来続く、10以上ある少数民族と政府との戦闘についても「数週間以内には停戦が実現するだろう」と楽観的な見方を示した上で、「その後は困難な交渉が待ち受けている。難しい点についても譲歩しなければいけないだろう。だが、実現させなければならない」と付け加えた。

先にロンドンの首相官邸にテイン・セイン大統領を迎えたデービッド・キャメロン(David Cameron)英首相は、同大統領との会談でミャンマーにおける人権問題の改善を求めていた。

 会談後、首相官邸前でテイン・セイン大統領とともに報道陣の取材に応じたキャメロン首相は、同大統領の「歴史的な訪問」を心から喜んでいると語った。だが一方で、「あなたの改革プロセスの継続に加え、人権促進や民族衝突への対処に関しても、より大きな取り組みが見られることを、とても強く願っている」とも付け加えた。

 キャメロン首相自身も昨年、英首相として初のミャンマー訪問を行っている。

【翻訳編集】
 AFPBB News

Posted by hnm on 火曜日, 7月 16, 2013. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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