近代建造物の修復支援へ ミャンマーで京都工繊大



17日、ミャンマーのヤンゴンで、近代建造物の修復に関する覚書に署名した京都工芸繊維大の古山正雄学長(右)
(共同)

京都工芸繊維大は17日、ミャンマーの近代建造物の修復を支援するため、同国の政府工業専門学校協会と覚書を結んだ。英国の植民地時代に完成した建造物の調査などで、ミャンマーの専門家に技術的な助言を行う。今後、現地の大学と共同研究にも乗り出す方針。
 古山正雄学長が最大都市ヤンゴンを訪れ、覚書に署名した。建造物修復に関するセミナーも開催し、東京駅の赤れんが駅舎復元などの先行事例を紹介した。
 ヤンゴンなどには19~20世紀前半の建造物が残っているが、長く続いた軍事政権下で体系的な修復は行われなかった。現在も政府庁舎などとして使われているが、損傷が激しい。
 京都工芸繊維大は、タイなどでも現地の大学と建造物修復を共同研究した。古山学長は「早期に学生の交流も実現し、ミャンマーの技術者育成につなげたい」と話した。
(共同)

Posted by hnm on 木曜日, 7月 18, 2013. Filed under , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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