ブログ主が前から感じていたことと同じことが書かれていたので驚きました。 ミャンマー中央銀行に日本人アドバイザーがいるそうですが、もしこの方に会えるチャンスがあれば「なぜ中央銀行は小額紙幣を流通させないようにしているのか」の理由を聞き出したいと思います。



エッセイ特集「小額紙幣不足が物価上昇を促進している」




ある日の早朝、私は近所の新聞スタンドで朝刊とジャーナル誌を1部ずつ買った。すると、私と新聞売りの間で一つの問題が発生した。



問題は大きなものではなく大げさな方法で解決するものではなかった。



私は代金として千チャット札を出したが、先方はお釣りの300チャットがないという些細なトラブルだった。



私は「大丈夫。午後もう一度ここを通る用事があるから、そのときにお釣りを受け取るよ」と言うと、新聞売りの男は500チャット札を出して「あとで200チャット払ってくれればいいから」と代案を提示した。



私はその500チャット札を受け取ると近くの路上喫茶店に座った。ミルクティーを飲みながら、先ほど買った朝刊に目を通した。



ミルクティーのお代を払うと、お釣りとして200チャット札が手に入ったため、これを新聞売りに渡し、問題が解決した。



ミャンマーの金融市場には1万チャット、5千チャット、千チャット、500チャット、200チャット、100チャット、50チャットの紙幣が存在し、日常的に使われているので、小さな子供でも知っているだろう。



しかし、これよりもっと小さな20、10、5、1チャット紙幣になると、若者や子供たちはこんな単位の紙幣があることを知らないだろう。



これらの小額紙幣は正式に金融当局が市場から吸い上げて、使用を停止したものではなく、現在もまだ使用が可能なものばかりだ。



しかし、これらの小額紙幣は市場から完全に消えてしまっている。



一体どこに、誰が保管しているのだろうか。誰がどのような目的で使用しているのだろうか。



私が子供の頃、チャットの下に補助貨幣としてピャーという単位があり、硬貨も存在した。



1ピャーから始まって、5、10、25、50ピャーそれぞれの硬貨があり、1チャット硬貨もあった。



しかし、物価の上昇とともにピャーという単位が使用されなくなり、正式に廃止されたわけではないが、市場から完全に姿を消した。



今では最低の単位の50チャット札でさえ、なかなか手に入れることができなくなっている。



このように、ミャンマーの市場では小額紙幣がどんどん消えて行く運命にある。


ここで、一つ考えてみたことがある。



小額紙幣がなくなると同時に物価が上昇しているのではあるまいか。



小額紙幣がないため、私たちは買い物の際に困難が生じている。そのため、小売の世界では単価が安いものほど値上がり率が高くなっている。



「市場に流通する小額紙幣が少ないと売り手、買い手双方に悪い影響を及ぼす。特に収入の少ない貧困層に悪い影響を与える」というある経済専門家の学説を読んだことがある。



そのため、小額紙幣が少ないという問題は物価の上昇という現象と深く関連しているのではないかという疑念が生じる。



小額紙幣が少ないという問題が食料品や日常品の価格を急激に上昇させている原因になっていると考えられる。



このことは家計を担う主婦や市場の物売りの人たちには納得してもらえることだろう。



「高価な物が100チャット、200チャット上がるのは大した問題ではない。しかし単価が安いものが10チャット、20チャット単位で上がるのではなく50チャット、100チャット単位で上がるのが問題だ。



例えば、家庭料理として欠かせない野菜、ガズンユェッ(空芯菜)を例に取ってみる。これまで1束50チャットだったのが、水掛け祭り後、一気に100チャットに値上がりしている。



50チャットが60、70チャットと上がるのではなく、2倍になったのだ。値上がり率は100%。



これは小額紙幣がないせいだ。なぜなら、売り子が10チャットや20チャットの小額紙幣がなくお釣りが出せないためお客との間で起きるトラブルを避けるために、一気に100チャットに設定しているわけだ。



もし、小額紙幣があれば、60チャットや70チャットで済んでいただろう。



100チャットのものが150チャットになれば値上がり率は50%、150チャットから200チャットでは33%という具合。単価が安いものほど値上がり率が高くなる。



ヤンゴン市郊外でモヒンガーを食べると、これまで300チャット(揚げ物のトッピング付で350チャット)だったのが、今では400チャット(揚げ物付で500チャット)に値上げされている。



モヒンガーだけなら33%、揚げ物は100%の値上がり率だ。



このように単価が安い物の値上がり率が高いことが低所得者層の家計に最も大きな打撃を与えていると言えるだろう。



(終わり)





ブログ主が前から感じていたことと同じことが書かれていたので驚きました。



ミャンマー中央銀行に日本人アドバイザーがいるそうですが、もしこの方に会えるチャンスがあれば「なぜ中央銀行は小額紙幣を流通させないようにしているのか」の理由を聞き出したいと思います。


中央銀行は市場に流通する通貨の量を調整して物価を安定させるという重要な使命があるはずですが、ミャンマーの中央銀行は逆に物価を上昇させるような政策を行っていると思えるのです。



日本でもし、1円、5円、10円の硬貨が市場から姿を消したら、どうなるのか想像に難くありません。きっと経済は大混乱、物価がすぐに上がるでしょう。



この調子で行くと、来年には50チャット紙幣がなくなり最低単位が100チャットに、そして再来年には500チャット札が最低単位になりそうです。

(タクシー運賃ではもうそうなっている。メーターでは50チャット単位だが)






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Posted by hnm on 火曜日, 6月 23, 2015. Filed under , , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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