南海通運、タイとミャンマー結ぶ国境陸送混載を開始
bcjpnoa, bcjpnoo, Htun Naing Myint 水曜日, 4月 22, 2015

南海通運、バンコク―ヤンゴン間で陸送混載便
南海通運(大阪府泉大津市)は21日、タイの首都バンコクからミャンマーの最大都市ヤンゴンへの国境陸送混載便の業務を4月1日から開始したと発表した。ミャンマーで製造業などを手掛ける日系企業に同物流サービスを提供していく。
タイ北西部ターク県のメーソートとミャンマー東部カイン州(旧カレン州)ミャワディを結ぶ国境陸送ルートを利用し、バンコクからヤンゴンまでドアツードアで3~4日での配送を可能にした。料金も船の混載便より安く提供する。中小企業も利用しやすい小ロット混載に絞っているのが特徴。
南海通運は6年にわたって実証走行を実施。ヤンゴンには中小企業向けビジネスサポート会社と物流子会社を設立した。タイとミャンマーで国境物流を手掛ける企業との業務提携も進めてきた。日本とタイ、ミャンマーに受け付け窓口を設けており、ミャンマーからタイへの逆方向のサービスについても準備を進めている。
ミャンマーでの民間保税倉庫第1号の運営も計画。国境物流の安定化と低価格化、利便性向上を図るという。


