現場で教えられたことをすぐに実践したり、言われる前に自分から行動する機転の良さのほうがずっと重要。
Posted by hnm
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水曜日, 9月 09, 2015
介護の技能実習生はどうなった?
早ければ来年の4月から実施するという話でしたが、日本側の法整備や手続きが全然進んでいないそうです。
(先日、関係している人から聞きました)
これで、来年からの派遣は難しくなりました。
ヤンゴン市内に介護専門の学校を開いているところもあるのに、どうするのよ~。
狼少年になりそうなので、介護で日本へ行けることは生徒たちには言わないことにします。
ところで、ブログ主の妻(カレン民族です)は日本で介護士として働いています。
この仕事に就いてもう6年ですから、相当なベテランです。
日本人の若者のほとんどは仕事の大変さ、収入の少なさから1年も経たないうちに辞めてしまうので、もう尊敬の部類に入ります。
というわけで、先月妻がミャンマーに一時帰国した際、介護の仕事はどんな人が向いているのか、ミャンマー人の技能実習生を選ぶとき何を重視するべきか、日本へ行く前に何をしておくべきか、など聞きました。
さすが、この道のベテランです。 経験から出てくる言葉には重みがあります。
(以下、メモした内容から抜粋)
1. もっとも重要なのは「嫌がらないこと」 (=適性があるかどうか)
介護職ではどうしても、ウンチの処理という仕事が回ってくる。(食事中の方はすみません)
これを嫌がるような人では介護は務まらない。
まず、他人のウンチの世話ができるのか、臭くても平気でいられるか、手袋をして平気でウンチに触ることができるのか、試しにやらせてみること。 これを嫌がるような人ではもう技能実習生失格。
あと、意外な盲点がありました。
高齢者特有の老人臭です。
これが耐えられないという人が意外に多いということで、介護職の仕事が長続きしない大きな原因になっているそうです。
2. 2番目はなんと言っても体力。
老人の中には体が大きい人もいる。 巨漢の人を一人で抱え上げなければならない。 当然、力が要る。
体力のない人には介護は務まらない。
ヤンゴン市内で育ったモヤシ男より、田舎で重労働を経験している女子が向いている。
3. 3番目に重要なのはコミュニケーションができること
日本語の能力が高いことはもちろんだが、それよりも老人の気持ちを推し量ることができること、日本語はつたなくても老人を楽しくさせる会話(コミュニケーション)ができることが大切。
あと、リーダーの日本人が細かな指導をするので、その日本語が理解できる聞き取り能力が必要。
4. 最後に必要なのは介護に関する知識、技術
これは、だいたいの概要がわかればよく、詳しく勉強しておく必要はない。
なぜなら、介護施設によってやり方が全然違うから。
「ミャンマーではこう習ったのに。。。。」ということになるので、あまり介護の技術とか知識は必要はない。
現場で教えられたことをすぐに実践したり、言われる前に自分から行動する機転の良さのほうがずっと重要。
(メモ終わり)
う~ん、良い勉強になりました。
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