現場で教えられたことをすぐに実践したり、言われる前に自分から行動する機転の良さのほうがずっと重要。


介護の技能実習生はどうなった?

早ければ来年の4月から実施するという話でしたが、日本側の法整備や手続きが全然進んでいないそうです。
(先日、関係している人から聞きました)


これで、来年からの派遣は難しくなりました。


ヤンゴン市内に介護専門の学校を開いているところもあるのに、どうするのよ~。


狼少年になりそうなので、介護で日本へ行けることは生徒たちには言わないことにします。


ところで、ブログ主の妻(カレン民族です)は日本で介護士として働いています。


この仕事に就いてもう6年ですから、相当なベテランです。


日本人の若者のほとんどは仕事の大変さ、収入の少なさから1年も経たないうちに辞めてしまうので、もう尊敬の部類に入ります。


というわけで、先月妻がミャンマーに一時帰国した際、介護の仕事はどんな人が向いているのか、ミャンマー人の技能実習生を選ぶとき何を重視するべきか、日本へ行く前に何をしておくべきか、など聞きました。


さすが、この道のベテランです。 経験から出てくる言葉には重みがあります。
(以下、メモした内容から抜粋)



1. もっとも重要なのは「嫌がらないこと」 (=適性があるかどうか)


介護職ではどうしても、ウンチの処理という仕事が回ってくる。(食事中の方はすみません)


これを嫌がるような人では介護は務まらない。


まず、他人のウンチの世話ができるのか、臭くても平気でいられるか、手袋をして平気でウンチに触ることができるのか、試しにやらせてみること。 これを嫌がるような人ではもう技能実習生失格。


あと、意外な盲点がありました。



高齢者特有の老人臭です。 


これが耐えられないという人が意外に多いということで、介護職の仕事が長続きしない大きな原因になっているそうです。




2. 2番目はなんと言っても体力。


老人の中には体が大きい人もいる。 巨漢の人を一人で抱え上げなければならない。 当然、力が要る。

体力のない人には介護は務まらない。

ヤンゴン市内で育ったモヤシ男より、田舎で重労働を経験している女子が向いている。




3. 3番目に重要なのはコミュニケーションができること


日本語の能力が高いことはもちろんだが、それよりも老人の気持ちを推し量ることができること、日本語はつたなくても老人を楽しくさせる会話(コミュニケーション)ができることが大切。


あと、リーダーの日本人が細かな指導をするので、その日本語が理解できる聞き取り能力が必要。



4. 最後に必要なのは介護に関する知識、技術


これは、だいたいの概要がわかればよく、詳しく勉強しておく必要はない。

なぜなら、介護施設によってやり方が全然違うから。

「ミャンマーではこう習ったのに。。。。」ということになるので、あまり介護の技術とか知識は必要はない。


現場で教えられたことをすぐに実践したり、言われる前に自分から行動する機転の良さのほうがずっと重要。


(メモ終わり)




う~ん、良い勉強になりました。



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Posted by hnm on 水曜日, 9月 09, 2015. Filed under , , , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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