低価格住宅建設へ、ヤンゴンの工業団地で



ミャンマー政府は、最大都市ヤンゴンの工業団地に、労働者向けの低価格住宅を建設する計画を明らかにした。建設費として260億チャット(約24億5,000万円)を投じる。政府系英字紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーがこのほど報じた。
 ティン・アウン副労働・雇用・社会保障相は、工場経営者との会議で、「今月、ラインタヤ工業団地とシュエリンバン工業団地での低価格住宅の建設に向け、建設業者を決める入札を行う」と明らかにした。計45エーカー(約18ヘクタール)の用地に、5階建ての住宅を数棟、建設すると説明した。
 ミャンマーでは9月1日、全国一律日額3,600チャットの法定最低賃金が導入され、工場経営者の負担が増している。政府は労働者向けの低価格住宅の建設を、経営側の負担軽減策の一つと位置付ける。
 最低賃金の導入から1週間で、縫製業界を中心に1,000人超が失職したとされる。賃金負担が増えた工場の一部は、労働者に対する無料送迎や残業代の支給を止めたという。

NNA

Posted by hnm on 土曜日, 9月 12, 2015. Filed under , , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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