以前、シンガポールについて ルール多くて、大変そうですね。   と話したら、多いからこそ 判断に迷わなくてすむから楽。   とそんな話をされていました。   なんとも対照的な世界です。

ルールに従うのか、ルールを創るのか?ミャンマーの今にマッチするのは?


先日、とあるセミナーに参加しました。
「ルール形成」という
耳慣れない言葉がテーマでした。
参加してみて、超・楽しくて
また考える事が多かったのでちょいと整理。

ルールに従うのか、創るのか。

この選択肢って、
実は日常の多くの場面で
直面しております。
多くの場面では
ルールに従う事が多いかと。



例えば、これ。喫煙禁止って書いてます。
ルールを従うのもひとつ。
しかし、
ルールを創る側に回れば
相当、強い。
それを強く感じています。
ミャンマーだからこそ、
余計に感じるのかもしれません。
例えば小さいものでいえば
・立ち入り禁止
・撮影禁止
・当エリア内、飲食禁止
・喫煙禁止
・申請手数料●●円
・月額●●円
・右側通行
・輸入規制
・外資規制
・税金のルール
まぁあげればキリはありません。

VAT なんかも ひとつのルールです。
見えるルール見えないルールも含めて
日々、そうした
ルールの下で我々は、生活しています。
もう少し踏み込めば
・国家資格
・●●認定の資格
・●●検定
なんてのも、広くは
ルールの一部を担っている
可能性もあります。
弁護士資格を保有していないと
●●の活動は認められない。
とか、そういうのあります。
●●保有者、優遇 とかも、
その類いとなるかもしれません。

ルールに想う。違和感と現実

ミャンマーでよく感じる違和感があります。
それは、ルールが定まっていないこと。
これって、どういう解釈なの?
といった時に、
日本だと、
Q&Aだとか細則とかで
細かく規定されまくっていて
ポテンヒットが生まれないよう
設計されていることが多いです。
一方でミャンマーだと
「原則、●●は▲▲しなくてはならない」
とあった場合に、
「原則」に対しての例外は?
「原則」を破った際の罰則規定は?
なんて、よくわからない事が多いです。
その場合は、
法律上はこう書いてあるものの
運用上はこう取り扱います。
みたいなグレーゾーンが多いです。
規定はされてないけど、
こう考えるのが一般的、みたいな感じに
運用ルールがあったりします。
しかしながら
ルールとして規定されていないので
気持ち悪くて
ルールがないなら、リスクだ。
今は、やめておこう。
と、取り止めるケースが少なからずあります。
以前、シンガポールについて
ルール多くて、大変そうですね。
と話したら、多いからこそ
判断に迷わなくてすむから楽。
とそんな話をされていました。
なんとも対照的な世界です。

ルールを創るという発想。

で、ミャンマー。
ご存知の方も多いかと思いますが
ルールがないことが多いです。
労働法は1951年の法律がそのまま
生きていたりするし
法律上は記載があるものの
細則が公布されてなかったりします。
まぁいわばグレーゾーンだらけ。
こうなると、
ルールに従う発想だと厳しいです。
ルールがないならリスクを背負う。
今は止めておこう、と
そういう判断になることもあります。
まぁその判断はその判断で
正しいのかもしれません。
だからこそ大事なのが
ルールを創る発想。
この辺は、欧米が得意なフィールド。
ミャンマーでもそんな事例があります。
有名なのは、ハイネケンの事例。
ミャンマーでは、外資規制があり
外資系企業が流通業をすることは
事例としてなかったそうです。
で、ハイネケンがやったのは
(というか、ハイネケンを支援した
弁護士事務所がやったのは)
外国投資法による許可として
企業初の流通業のライセンス取得。
「No」といわれたら「Yes」と言われるように
挑戦してみたらいいのに、と。
こういうのって
ルールが未整備だからこそできる提案。
(裏金が動いてるかは不明ですが。笑)
こうしてルールは創るもんなんだ、と
強く心に残っているお話でした。
ないんなら、創っちゃえ。
やりにくいんなら、変えちゃえ。
というシンプルな(?)発想です。
未整備でわからないから、と
止まっているだけでなくて
この部分が足りてないんだったら
こんな制度をつくったらいいんじゃね?
と、提案しにいく。
そんな動きが取れれば面白そう!
なんてことをただ感じました。
具体的な案件があるわけでもなく
ただ思ったままですが、
そうして自分のところに有利な制度を創り
そのルールの下ですすめていければ
ビジネスも間違いなくうまくいくはず。
そういう、そもそもルールを創る、という
そんな発想からビジネスが展開できれば
もっともっと楽しいのになぁ。
なんてことを感じたのでシェアを。

ルール形成のおいしさ。

ルールを創る側がやっぱり強い。
ミャンマーだと
持ってる人が強いのです。
お金も土地も権力も情報も。
それがすんごく強く透けて見える。
実はこれ、日本も一緒かと。
持つ側に立つ発想。
このパラダイムシフトができて
そういう視点からのサポートができれば
ビジネスは、もっともっと楽しそう!
ミャンマーって国だからこそ
できることなのかもしれません。
ルールがない、と嘆く発想を
ルールを創ってやる、に変えてみると
ワクワクがいっぱい生まれそうな予感。
やっぱりワクワクすることをしたい!


Posted by hnm on 土曜日, 9月 12, 2015. Filed under , , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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