広告マーケティング講座開講、博報堂が支援
bcjpnoa, bcjpnoo, Han Sein, Ko Naing, MaungSoe, Nan Kham Mo Tun 金曜日, 8月 21, 2015
ミャンマーの専門大学ナショナルマネジメントカレッジ(NMC)は博報堂の支援を受けて15日、教育省から正式認可された同国初の「広告マーケティング講座」を開講した。博報堂が17日発表した。
博報堂は2012年9月から、年間プログラム(シラバス)策定や、講義を担う教員への広告マーケティングに関する講義、ワークショップの実施など講座開設に向けた準備を支援してきた。今後は、博報堂が指導した教員が中心となって講座を進行しながら、継続して講座内容のアドバイスも行う。
講座は、基礎講座(6カ月)とアドバンス講座(同)で構成され、広告マーケティング概論と撮影・編集などの実践を教える。1年修了時にはNMCが修了証書を出す。一般公募で集めた高校新卒からビジネスマンまで33人の学生が受講する。
開講式には、博報堂の立谷光太郎執行役員やNMCの副校長、ヤンゴン大学の学長らが出席。式典後には、博報堂社員による特別講義も行われた。今後も定期的に日本からの講師による特別講義を開く予定。
ミャンマーではマーケティング市場が拡大する中、博報堂はNMCとの協力体制を通じ、広告マーケティング教育の基盤を作りながら、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内でのネットワークの強化やプレゼンス向上を目指す。
NMCは、国立ヤンゴン大学の管轄で開設された経済・ジャーナリズム・IT(情報技術)を中心とする専門大学。民間企業と提携したコース設置など先進的な取り組みにも積極的という。
ミャンマーは2011年に民政移管し、経済が急速に発展、マーケティング市場もさらに成長すると予測されているが、これまで広告・マーケティングの高等教育専門機関はなかった。