フレグラント、ミャンマーに大規模複合施設
bcjpnok, bcjpnon, bcjpnoo, Ko Naing, MaungSoe 木曜日, 8月 27, 2015
タイの不動産開発会社フレグラント・プロパティーのジェームズ・デュアン最高経営責任者(CEO)は25日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで大規模複合施設の開発計画を進めていることを明らかにした。同国の年末の総選挙を経て新政権が発足するとみられる来年3月の着工を目指す。
大規模複合施設のプロジェクト名は「ナワディ・コンプレックス(NAWADAY COMPLEX)」。投資額は100億バーツ(約335億円)規模。ミャンマー政府から70年契約で借り受けた12ライ(1万9,200平方メートル)の敷地に、ホテル(300室)、オフィスビル(床面積2万平方メートル)、小売施設(10万平方メートル)などを建設する。来年中に着工し、4年以内の完成を目指す。
同プロジェクトはミャンマー政府の5カ年計画の中に組み込まれており、来年に新政権が発足した後、複数の外国企業からも出資を募る方針。フレグラントはこのほか、ヤンゴンのインフラ整備事業にも参入する方針を打ち出している。
■ペッブリの高級コンド、販売好調
フレグラントは来月18~20日、バンコクのペッブリ通りに建設した完成済みの高級コンドミニアム(分譲マンション)「サークル・リビング・プロトタイプ」(52階建て・477戸)の未予約物件の販売を行う。分譲価格は1平方メートル当たり14万5,000バーツで1戸690万バーツから。既に全体の80%が予約済み。顧客のうち約50%がシンガポール、台湾、欧州などの外国人投資家となっている。
来年はトンロー通りにも販売総額200億バーツ以上の高級コンドミニアムを開発する計画。
フレグラントは今年の新規予約目標を年初に設定した50億バーツから20億バーツへ引き下げた。東部リゾート・パタヤとバンコクで予定していた複合施設の開発計画を延期したためで、不動産市況が回復すれば計画を再開する。売上高目標は20億バーツ超のまま据え置く。