外国投資が入らないと、雇用の創出もできないし、豊かになれないよ




ミャンマー人の愛国心を見た


先日、アシスタントのお嬢さんと話していたときのことです。


以下の記事について話していました。↓


シンガポールのZochwellグループはミャンマー南部ベィッ諸島のうち、一つの島全体をレンタルし、リゾート開発したいと提案した。同グループはこの事業に12億シンガポールドル(=約1,104億円)を投じるという。リゾート名は「Lux Dream Island(ラックス・ドリーム島事業)」で第2のプケット島を目指す。

レンタルする島に中型航空機が離発着できる空港、リゾートホテル、カジノ、マリーナ、ゴルフ場などの施設を整備する。総面積282ヘクタールの島を長期レンタル(50年+10年+10年)し、シンガポールと直行便で結ぶ計画。

 このプロジェクトは2015年末、ホテル観光省とミャンマー投資委員会が許可する新ホテルゾーン計画30の中に含まれる可能性があるという。

ベィッ諸島はアンダマン海に浮かぶ大小800以上の島で構成されている。あるタイ企業がリゾート開発の事業権を既に取得している。ミャンマー政府は入域料収入しか得られない状況。

(翻訳終わり)

このとき、私はうっかり「800も島があるんだから、1つくらいシンガポールにあげてもいいよね」と言ってしまいました。

言ったあと「あっ、しまった。まずかったかな」と思いましたが、案の定、彼女は顔を真っ赤にして、

「いいえ、絶対にイヤです。ほかの国にミャンマーの領土はあげません」
と本気になって怒り出したのです。

「でも、プレゼントすると言っても、70年間の事業権だけだし、領土を奪われるわけじゃないし、ミャンマーにとって絶対にいい話だと思うよ」

「いいえ、絶対にイヤです。ミャンマーの土地をほかの国の人に使ってほしくない」

「でも、外国投資が入らないと、雇用の創出もできないし、豊かになれないよ」

「豊かになれなくてもいいです。ミャンマーの国土はミャンマー人のため。。。云々」


さすがミャンマー人、自分の国、国土、領土に対して大変な愛国心を持っています。


なにせ、小学校から高等学校までの11年間、毎朝国歌を歌い、その国歌の中には、

「(ここは)私たちの国、私たちの土地、私たちの領土」

と5回も出てきますから。


このお嬢さん、法学部の現役の学生ですが、

「憲法、読んだことありません。読みたくもないです。読んでもわかりません」

「法律案、一度も読んだことありません」

「政治、関心ありません」

と言っているくせに、自分の国に対する誇り、愛国心、郷土愛は凄まじいものがあります。



ミャンマー人との会話には注意しなければなりません。



ところで、このシンガポールのプロジェクトも開発が始まったところで、国民から猛反対の声が上がって、中止。。。。。。ってことにならなければ良いのですが。



押してね。↓



Posted by hnm on 木曜日, 7月 23, 2015. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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