候補者選びの指針を読みましたが、「えっ? これだけ?」と思いました。










国民民主連盟(NLD)が候補者選びの指針を発表



(7月13日発行/The Voice)




総選挙に向けNLDが候補者選びの指針を発表した。この指針は各管区、州のNLD支部に通達された。


これによると、

1. 閣僚となるに相応しい資質のある人物

2. 選挙区の住民から信用され支持される人物

3. 候補者は女性>若者>少数民族の順番で優先する


候補者は、自身および両親が所有する不動産のリスト、銀行口座、投資事業、株式、年収、その他の収入を公表しなければならない。


候補者の財産所有リストに関して疑問がある場合、または議員活動中に急激に財産が増えた者は調査に応じなければならない。


また、任期中は汚職をしないことを宣言する書類に署名するが必要。


立候補届けは7月23日までにNLD中央委員会に提出する。

11月に行われる総選挙の立候補者名簿は7月20日から8月8日までに連邦選挙管理委員会に提出しなければならない。

NLDは2012年の補欠選挙で44の議席に立候補し、43人が当選した。


(翻訳終わり)


候補者選びの指針を読みましたが、「えっ? これだけ?」と思いました。


NLDが政権を取った場合の、公約とか基本方針(経済、金融、外交、民族問題)を先に示して、これに同意できる人を選ぶとか、何もないのですかね。


候補者は女性>若者>少数民族の順番で優先する

も結構ですが、

「ミャンマー人(ビルマ民族)で官僚経験や政治経験が豊富で、優秀な年配の男性。学識のある専門家」

は優先順位が最下位になってしまうのですね。


このような人選で果たして政権を担当することができるのでしょうか。かなり不安です。



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殉職者廟に行きました



ミャンマー滞在20年目にして初めて「アウンサン廟(正確には殉職者廟)」へお参りに行きました。


スーレーパゴダ前から43番のバス(北オカラッパ行き)に乗り、シュエダゴンパゴダに近いバス停で降りようとしたのですが。。。。。



予想した通りの大渋滞。



ということで、ウータンボー・ロータリーの手前でバスを降りて、そこからテクテクと歩くことにしました。


目的地の西シュエゴンダイン通りまで歩いて30分。



なかなかの距離でしたが、日頃運動不足なのでちょうど良かったです。



NLD本部のある所まで来ると、何やら政治集会をやっているようで、大変な混雑です。



本部前にはかの有名なウーティンウー名誉総裁が立っていました。
(この人が大統領になる?)


NLDの幹部が勢ぞろいで誰かが到着するのを待っているようです。

(たぶん、アウンサンスーチーさんが到着するのだと思われます)




大群衆と外国のマスコミなどがカメラを構えていて、騒然としていました。



殉職者廟までは大変な混雑で、途中5箇所くらい検問と入場者を制限するゲートがありました。



途中、面白かったのは1箇所男女別に1列になって身体検査を受ける所があったのですが、男性陣はすぐに1列になれたのに、女性たちはなかなか1列になれず、団子状態になっていたことです。


それを見て婦人警官が拡声器を使って「あっちの男性たちを見習いなさい。ああやって1列になるの。あなたたちはどうしてできないの」と怒っていたのです。


男性たちはこのアナウンスを聞くや、「イェーイ!!」と喜んでいました。

(こんなときしか褒めてもらえないのか!)




最後の検問のところでは、空港で見かけるベルトコンベア式の検査機器がありました。


だいたい100人くらいの単位でアウンサン廟のある丘に登ることができます。


待つこと30分ほどでやっと目的地のアウンサン廟に到着すると、「アレーピュー(敬礼)」のアナウンスと共に皆で敬礼しました。


これで念願のアウンサン廟へのお参りが実現して、蒸し暑かったものの清清しい気持ちになりました。


ところで、新聞では携帯電話やかばんを持ち込んではならないと書いてあったのですが、実際は持ち込んでいても大丈夫ということがわかりました。


それなら、携帯電話を持って行ったのに。。。。。。



いつも規則を守る日本人は結局ミャンマーでは損することになります。
(来年は絶対携帯電話持ち込むぞ!)


ただし、花束は全員没収されていました。


追記)

NLDの党員たち、頭にNLDの文字や党のマークが入った赤い鉢巻をして集団でアウンサン廟にお参りしていました。行列の先頭にはNLDの党旗を掲げている人が陣取っています。

これにはNLDの支持者からも「殉職者の日を政治に利用するべきではない」という声が聞かれました。

私もその通りだと思いました。


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テインセィン大統領の去就



昨日無事退院しました。


まだ右目は見えない状態で片目の生活です。


右目は今回で3回目の手術、網膜の劣化が進んで剥離しやすくなったのかな。


入院中NETは遮断されていたので、テレビと新聞のニュースしかわからないが、


腹立たしいニュースが多かった気がする。


 

退院後早速ミャンマーニュースを見ていたら、


またまた、テインセィン大統領総選挙不出馬とのニュース。


よく読めば本人の談話でなく、大統領府高官が匿名で明らかにしたとのこと。


一方大統領府は大統領去就について正式にコメントしていないと表明。


このようなニュースは私の知る限り今度で3日目。


軍政派のトラシュエマン下院議長と民生派のテインセィン大統領の確執。


このような事態は与党USDPの内部紛争が激化していることを如実に表している。


テインセィン大統領が2期目の去就について言及したのは2012年に1度だけで


「2期目につては、民主化が道半ばで国民が望むのであれば考える」の一言だけ。


11月の総選挙ではUSDPが不利といわれている中、お家騒動をしている場合ではないと思うのだが・・・


テインセィン大統領が不出馬となれば、確実にNLDに単独過半数を許す結果となるだろう。


テインセィン大統領の去就はミャンマーの穏やかな民主化のキーポイントだ。


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Posted by hnm on 月曜日, 7月 20, 2015. Filed under , , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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