初の輸出5カ年戦略、コメや縫製品に重点
bcjpnok, bcjpnon, bcjpnoo, Han Sein 土曜日, 3月 28, 2015

ニャン・トゥン副大統領は25日、首都ネピドーで国内初となる「国家輸出戦略(NES)」を発表した。商業省が中心となって策定した5カ年戦略は、コメなどの農産品や縫製品、観光業などに重点を置く。貿易赤字が続く中、戦略的に輸出を拡大し、輸出主導型による持続的な経済成長の実現を目指す。
輸出戦略は重点分野として「天然ゴム」「コメ」「豆類・油糧種子」「魚類」「織物・縫製品」「林産物」「観光」の7つを設定。さらに分野横断的な「資金アクセス」「品質管理」「貿易促進・ロジスティクス」「貿易情報・振興」という4つの課題にも重点的に取り組む。
輸出戦略は、国際貿易センター、ドイツ経済協力開発省、ドイツ国際協力公社(GIZ)の支援を受けて策定。「ミャンマー貿易開発委員会(MTDC)」を通じ、戦略および貿易関連措置の監視・評価を行う。
国際貿易センターは、国連貿易開発会議(UNICAD)と世界貿易機関(WTO)の共同機関で、途上国で中小企業振興などを支援する。26日付ミャンマー・タイムズ(電子版)によると、同センターのアランチャ・ゴンザレス常務理事は、現在のミャンマーの状況について、「付加価値や生産性、品質の低さに特徴付けられる」と指摘。
現在は輸出品の40%以上が近隣諸国で消費され、70%以上が鉱物や原油、木材など一次産品だとした上で、輸出戦略に改善策や指針を盛り込み、「貿易の多様化」と「付加価値の向上」を目指すとした。
ミャンマーは急速に発展しており、国内総生産(GDP)は、2030年には現在の3倍に達すると予測されている一方で、労働力や経済構造は依然として低所得国の水準にとどまると指摘されている。
副大統領は、輸出戦略の実施は貧困削減、農村開発、包括的な成長をもたらし、国に持続可能な成長と繁栄をもたらすと期待を示した。

