ミャンマー、コメ輸出が復調傾向 150万トンに達する見通し



ミャンマーは今年度(2014年4月~15年3月)のコメ輸出が150万トンに達する見通しだ。実現すれば昨年の120万トンから25%増となり、「アジアの米びつ」と呼ばれた1960年代の水準に近づく。現地週刊紙ミャンマー・タイムズなどが報じた。
 業界団体のミャンマー・コメ協会(MRF)によると、今年度4~11月の輸出量は79万9600トン。ミャンマー産のコメは、昨年9月に最大輸出先の中国が正式な協定がないとして北部国境からの輸入禁止措置を講じたため、輸出の先行きが懸念された。しかし、両国間の協議で11月半ばに禁輸措置が解除。中国は今年3月までに30万トンをミャンマーから輸入する見通しだ。
 欧州、アフリカ各国に加え、スリランカなど新たな輸出先の開拓も進んでいることから、MRF幹部は今年度150万トン突破に自信を示している。
 米国農務省の統計によると、ミャンマーは61~63年の年間平均輸出量が約170万トンで世界一だった。その後、経済制裁などで輸出が落ち込んだものの、11年の民政移管以降はコメ輸出も本格的に再開、60年代の水準に近づくまで回復した。同国政府は今後数年で輸出量300万トン突破を目指している。



SankeiBiz

Posted by hnm on 水曜日, 1月 14, 2015. Filed under , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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