今日から新型フェリーの運行が開始されたということで、利用客たちは皆、目を丸くしていました。 ダラ側の桟橋でフェリーを見学していたおじさんたち。。。。







日本が寄贈のフェリーが今日から運行開始


日本政府がミャンマーに対して3隻のフェリーを寄贈しました。

その引渡し式が昨日行われ、今日(16日)から運行が開始されました。

就航したのはヤンゴン市内ダウンタウンのパンソーダン埠頭からヤンゴン川対岸のダラを結ぶルートです。


フェリーの寄贈はODA(円借款)ではなく、一般無償(つまりタダ)という大盤振る舞いです。

フェリー1隻、4億円で3隻ですから12億円です。

フェリーが建造されたのは、ブログ主の故郷に近い広島県江田島の中谷造船です。


しかも、フェリーに付けられた名前は「チェリー1、2、3」で、長女のミャンマー名と同じなので、何だかうれしくなりました。

今日、仕事に行く前に早速、乗船してきました。

(16日、17日、18日は運賃はタダです。この分の燃料費も日本が負担しています)

ピストン運転なので、いつ行っても乗船できますよ。(15分に1回の頻度で出発)

夜は9時半くらいまで運行しているようです。




↑ パンソーダン桟橋から離れます。


↑ これは2階席です



↑ 船内の美化を呼びかける表示。 前のフェリーでは物売りやコオン(噛みたばこ)を吐き出すなどで船内は汚かった。



↑ 途中、チェリー1とすれ違います。






↑ 出航後、10分でダラ桟橋に到着。ダラ側の桟橋は新しくなり便利になりました。
これも日本が建設しました。





↑ 乗り降りしやすく設計されています。






↑ 操舵室にはレーダー装置があり、霧の中でも運行できる予定。






↑ 後ろから見たところ。後ろ姿が格好良いという声があがりました。




↑ 広島県江田島で建造されたことを示す銘板。




↑ エンジンは「ヤンマー」製。エンジン室も公開していて、たくさんのギャラリーが見学していました。




↑ ダラ桟橋側の待合室。これも日本が作った。




↑ 日本政府が寄贈したことを示す看板。






↑ これは1階席。 自転車やバイクを積み込んでいる人が多いです。




↑ 日本の国旗も。 このフェリーは日本が寄贈したものであることをほとんどの人が知っていました。すでに「ジャパンフェリー」と呼ばれています。




↑ ダラ側の待合室の外観(これも日本が作った)




↑ フェリーの中には喫茶コーナーもあります。





↑ お坊さんと外国人用の特別席。外国人の運賃は片道1ドル(ミャンマー人は100チャット)です。外国人は高いので堂々と座っていいです。



今日から新型フェリーの運行が開始されたということで、利用客たちは皆、目を丸くしていました。

ダラ側の桟橋でフェリーを見学していたおじさんたち。。。。

「あれがジャパンフェリーだよ。 フララィッター(きれいだ)」

「マィッテー(かっこいい~)」
「ジャパンのエンジンだから性能がいいだろう」という声があちこちから聞こえました。


民主化の後、日本政府のミャンマーへの支援の中で、こうした目に見えるものはこれが初めてではないでしょうか。

フェリーの建造にあたり、中谷造船からエンジニアが来て、利用客数や利用者の様子、ニーズについてきちんと調査した上で、現地の状況に合うように設計したということです。

そして、フェリーの操舵士やエンジニアも広島に呼んで研修や運転の練習をしたということです。


日本人として、いや広島県人としてうれしいひと時でした。


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Posted by hnm on 金曜日, 11月 21, 2014. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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