言葉というのは面白いもので、生活の中に必要でなければ、そのような言葉が生まれないのです。




「踏み切り」というミャンマー語はありません


鉄道と道路が交わる、日本ではよく見られる「踏み切り」ですが、ミャンマー語にそれを一言で表す言葉がありません。


写真の記事は、「踏み切り」についてのものですが、

「ヤターラン ネ カーランゾン」(鉄道と道路の交差点) という風に表現しています。


「遮断機」になるともっとすごいです。

「ヤターラン ネ カーランソンヤー アプィン アペィッ ゲィッ」「鉄道と道路が交わるところの開閉する門)

になりますからね。




なんで言葉がないんだ? って言われそうですが、なくても生活に不便をきたさないからないのです。


ミャンマーにはそれだけ踏み切りの箇所が少ないし、そもそも鉄道を利用する人の割合が少ないですから、こういうことになっているわけです。


しかし、日本政府の援助によりヤンゴン市環状鉄道や、近郊線の改修工事がいよいよ来年から開始され、鉄道が便利になると、鉄道に関する新しい言葉も生まれてくるでしょう。


いっそのこと、日本語の「FUMIKIRI」を定着させると良いかもしれません。


毎日、誰か日本人が踏み切りの前に立ち、「FUMIKIRI」「FUMIKIRI」と連呼していれば、だんだんと定着してくるでしょう。(だれがやるの?)


言葉というのは面白いもので、生活の中に必要でなければ、そのような言葉が生まれないのです。


逆に、ミャンマーではよく見られる光景ですが、「頭の上に荷物を載せて、歩いて運ぶ」というのをミャンマー語では一言で表す動詞があります。


また、「魚が酸素を取り入れるため、水面に上がってプカプカしている」というのも一言で表す言葉があります。



言語 = 文化 というのがよくわかります。



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Posted by hnm on 金曜日, 11月 07, 2014. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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