ヤンゴン市が接収へ、工業団地の空き地





ミャンマーで工場を建設せず売買目的で工業団地の用地を買収する動きが活発化している問題で、ヤンゴン管区は工業団地内の空き地と駐車スペースを接収する方針を打ち出した。用地価格のつり上げを狙った行為で投資促進を阻害していると判断、強硬手段に打って出る。来年の2月1日時点で使途が明確になっていない土地を収用する。
 ヤンゴン管区工業区管理委員会が明らかにしたもので、用地の所有者に12月1日までに工場の具体的な建設計画を提出するよう通告した。来年1月1日時点で建設計画を実行に移すことも義務づけた。
 委員会によると、ヤンゴン管区内には29の工業団地があり、空き地が2,339カ所、駐車場が1,299カ所あることが確認された。総面積は4,418エーカー(約1,788ヘクタール)に達する。
 ヤンゴン市の発行するヤンゴン・シティー・ニュースによれば、土地所有者は建設省との間で、取得から3カ月以内に工場建設を始めるとの条項が含まれる契約を交わしている。履行できない場合は用地を接収するとの条項も盛り込まれているという。
 ミャンマーでは民政移管後、海外からの投資が急拡大。国内投資家の間で、工業団地の空き地を買い占め、高値で海外企業に転売しようという動きも活発化している。

NNA

Posted by hnm on 金曜日, 11月 07, 2014. Filed under , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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