電線老朽化で事故多発で電力省も対策に力を入れ始めた



ミャンマーの最大都市ヤンゴンとその近郊では、切れた電線に触れるなどして年間100人超が感電死している――。ヤンゴン管区警察が11日、2011年の民政移管後に初めて開いた定例会見でそんなデータを明らかにした。

 警察によると、昨年は109人、今年はこれまで102人が犠牲になった。地元紙によると、6月にはヤンゴン市内の市場近くの電線が切れて路面に落ち、路上で野菜を売っていた女性ら2人が感電死するなど、事故が相次いでいる。

 頻発する感電死は、電線など配電設備の更新が軍政下で十分になされず、40~50年前の設備も残っていることや、電線が絶縁体を巻いていない「裸電線」であることが原因という。

 昨年まで停電が頻発したヤンゴンでは、電力供給は改善しつつあるが、感電死については地元メディアが批判を強め、電力省も対策に力を入れ始めた。


(ヤンゴン=五十嵐誠)
朝日新聞社

朝日新聞デジタル

Posted by hnm on 月曜日, 10月 13, 2014. Filed under , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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