2工科大の拡充支援で贈与契約、JICA




調印後、握手を交わすチョウ・ズワ・ソー先端科学技術局長(左)と田中雅彦JICAミャンマー事務所長(右)。
中央は、コー・コー・ウー科学技術大臣

国際協力機構(JICA)は4日、ミャンマー政府との間で「工学系大学拡充計画」に対する25億8,200万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結したと発表した。これに先立つ6月23日、交換公文に署名していた。環境改善を通じ、実践的な教育の実施と研究能力の向上を目指す。
 工科系の中核大学である「ヤンゴン工科大学」および「マンダレー工科大学」で、教育・研究用の機材・施設の不足を解消するとともに、民間企業との接触を増やし、技術実習経験を増やす狙い。民間企業との連携を視野に入れた測定・試験機材を含む教育・研究機材、機材設置に必要な施設を整備する。実施機関はミャンマーの科学技術省で、工期は詳細設計と入札期間を含めて23カ月間。
 ヤンゴン工科大学とマンダレー工科大学の「土木工学科」「機械工学科」「電力工学科」「電子工学科」「情報技術工学科」「メカトロニクス工学科」の6学科が対象。毎年それぞれ約700人、約500人の学生を支援する。
 JICAは別途、技術協力「工学教育拡充プロジェクト」(2013~18年度)を通じ、2大学の6学科を中心に教育の質と研究能力向上に向けた支援を行っており、相乗効果にも期待する。
 工業化が進む中、ミャンマー政府は実践力を備えた高度な工学系人材の育成に力を入れている。

NNA

ミャンマー連邦共和国向け無償資金協力贈与契約の締結




Posted by hnm on 火曜日, 8月 05, 2014. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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