20年までに全国でデジタル化:国営放送MRTVの総裁が発言
bcjpnob, bcjpnon, bcjpnoo, Htun Naing Myint 月曜日, 10月 21, 2013

ミャンマーの国営放送局ミャンマー・ラジオ・アンド・テレビジョン(MRTV)は2020年までに全国でデジタル放送化を目指す方針を打ち出した。MRTVのティン・スウェ総裁が明らかにした。
最大都市ヤンゴン、首都ネピドー、第2の都市マンダレーで15日、放送方式が従来のアナログに加えデジタルも視聴可能になったという。また、デジタル化に対応した放送基地局を15年までに77カ所、17年までには253カ所まで増設する計画だ。
MRTVが採用するデジタル放送システムは東南アジアで一般的なDVB―T2と呼ばれる規格。既存のデジタルテレビには既にDVB―T2方式のチューナーが内蔵され、視聴可能な状態となっている。2016年まではアナログテレビでも放送が見られる予定のようだ。
MRTVは、政府から資金拠出を受けているが、コマーシャルのスポット枠を販売し広告収入の確保も目指す方針という。1979年に設立されたMRTVは軍事政権下で政府の宣伝機関として利用されてきた。情報省は現在、政府の補助を受けながらも独立性のある情報番組の編成などができるよう、MRTVを公共放送局に改組する法律の策定を進めている。
MRTVは今月15日、TBSテレビとニュース報道に関する協力協定を結んだ。ニュース映像を相互に提供するとともに、取材や放送設備の利用で協力することに合意した。
