戸上社長は「日本とミャンマーとの架け橋になってほしい」と期待した。
bcjpnoa, bcjpnoo, Han Sein, Htun Naing Myint, MaungSoe 土曜日, 4月 18, 2015


奨学金制度を創設した戸上電機製作所の戸上信一社長(右)と、
本年度から支援を受けるカイ・ミン・モさん=佐賀市の同社
戸上電機が奨学金制度、ミャンマー人留学生を支援
■創立90周年で社会貢献事業
配電機器の製造などを手掛ける佐賀市の戸上電機製作所(戸上信一社長)は本年度、佐賀大大学院のミャンマー人留学生を対象に奨学金制度を創設した。10年ほど前に現地を訪れた戸上社長が、ミャンマー人の温厚さや勤勉さに心を打たれたのがきっかけ。同社の創立90周年事業として、一人当たり500万円を支援する。
対象は修士課程の留学生で、成績や人柄、積極性などを審査し、年度ごとに1人を選ぶ。在学中の2年間、入学金を含む学費のほか、月額約12万円の生活費を給付する。同社はミャンマーに事業所や取引先はないが、社会貢献の一環で制度を設けた。奨学金の受給による同社への入社義務などもないという。
同大学院には本年度、2006年度以来のミャンマー人留学生が入学。母国のタンリン技術大を経て、同大学院工学系研究科で都市計画などを学ぶカイ・ミン・モさん(21)が受給者第1号となった。
カイ・ミン・モさんは「支援にとても感謝している。2年間しっかりと学んで、環境に優しい建物を世界中に建てたい」と夢を膨らませる。かねてから支援を考えていた戸上社長は「日本とミャンマーとの架け橋になってほしい」と期待した。

素晴らしいミャンマー支援
配電機器の製造などを手掛ける佐賀市の戸上電機製作所(戸上信一社長)は本年度、佐賀大大学院のミャンマー人留学生を対象に奨学金制度を創設した。
10年ほど前に現地を訪れた戸上社長が、ミャンマー人の温厚さや勤勉さに心を打たれたのがきっかけ。
同社の創立90周年事業として、一人当たり500万円を支援する。
対象は修士課程の留学生で、成績や人柄、積極性などを審査し、年度ごとに1人を選ぶ。在学中の2年間、入学金を含む学費のほか、月額約12万円の生活費を給付する。
同社はミャンマーに事業所や取引先はないが、社会貢献の一環で制度を設けた。奨学金の受給による同社への入社義務などもないという。
今年度はタンリン技術大(ヤンゴン)を経て、同大学院工学系研究科で都市計画などを学ぶカイ・ミン・モさん(21、女性)が受給者第1号となった。
ミャンマーでビジネスをしていないにもかかわらず1人当たり500万円の支援、そして入社の義務もない。
見返りは何も求めていない純粋な支援、素晴らしい奨学金制度を始めた戸上電機製作所の戸上信一社長に敬意を称します。
