核疑惑施設の証拠隠滅か イラン、5月に舗装完了
bcjpnob, bcjpnon, bcjpnoo, Htun Naing Myint 金曜日, 8月 23, 2013

13日に撮影されたイランの首都テヘラン郊外にあるパルチン軍事施設の衛星写真。施設周辺の土壌が黒色のアスファルトで舗装されている(デジタルグローブ提供・ゲッティ=共同)
米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)は22日、イランが核兵器用の高性能爆薬の実験を行った疑いのあるパルチン軍事施設の衛星写真を分析し、証拠隠滅ともみられるアスファルト舗装が5月末までにほとんど完了していたことを明らかにした。
同軍事施設はイランの首都テヘラン郊外にある。イランは国際原子力機関(IAEA)の立ち入りを認めず、敷地の土壌を除去。衛星写真では、4月15日に敷地の一部を覆っていた黒色のアスファルトが5月30日には大部分に広がり、8月13日とほぼ変わりがない状況になっている。
ISISは、イランが3月末から4月初めに舗装を始めたと説明、爆発実験の設備の解体も進んだとみている。
IAEAの天野之弥事務局長は6月、定例理事会の記者会見で、現地を調査しても「何も見つけられないかもしれない」と述べ、検証が困難になったことを認めている。
(共同)
