JFE、ミャンマー政府と合弁会社設立 民主化後初、インフラ建設加速
bcjpnoa, bcjpnon, bcjpnoo, Htun Naing Myint 土曜日, 8月 10, 2013

JFEホールディングス傘下のJFEエンジニアリングが、ミャンマー政府と橋梁などのインフラ建設を請け負う合弁会社を設立することで合意したことが10日、分かった。ミャンマーが民主化した2011年以降で、同国政府と日本企業が合弁会社を設立するのは初めてのケースとなる。
新たに設立する合弁会社の名称は「J&Mスチールソリューションズ」。JFEエンジは10億円強を出資し、約6割の権利を握る。残りはミャンマー政府建設省が出資する。現在、ミャンマーで外資による投資案件を審査する「ミャンマー投資委員会」の審査を受けており、9月にも政府の認可を取得する見通しだ。
ヤンゴン市内に鋼材の加工工場を設立し、鋼構造の橋梁向け鋼材を生産する。日本からは幹部を数人派遣し、200人程度の社員を現地で雇用するという。
JFEエンジは00年以降、ミャンマー政府に対する技術協力の形で、計7カ所の橋梁を建設した実績があるが、今回の合弁会社設立により、元請けとしてインフラを受注する立場となる。橋梁のほか、港湾や空港など桟橋を中心にその他のインフラ建設受注も視野に入れている。

