マイクロソフトがミャンマー大手多角経営企業と契約締結
bcjpnol, Han Sein, Ko Naing, MaungSoe 木曜日, 12月 03, 2015
世界で通用するサイバーセキュリティを構築
米国大手IT企業であるマイクロソフト社は、ミャンマーで不動産やインフラ整備を大々的に手掛ける多角経営企業Shwe Taung Groupとソフトウエアのサービス供給契約を締結した。
この契約によりShwe Taung Groupは、ミャンマーで唯一のマイクロソフト・ライセンスパートナーであるMyanmar Information Technologyを通して、Windows 10 EnterpriseやOffice 2016 Professionalなどのツールを利用することができるという。
在ミャンマー米国大使館のクリステン・バウアー(Kristen Bauer)副大使は、
「Shwe Taung Groupのようなミャンマーの企業が、知的財産権を尊重する超一流のソフトウエアを従業員に提供することによりミャンマーをサイバーセキュリティの脅威から保護することは、他の地元企業のためにも好例となる」(MYAMMER TIMESより)
と述べている。今回の契約に含まれるマイクロソフトソリューションのスタックは、グローバルな規模でより競争力を高めるだけでなく、従業員やパートナーがセキュリティを優先したワンランク上の協力関係が築けるという。
3カ月で大手2社と契約締結
マイクロソフトは今年9月、鉱業、銀行、航空、保険、製造など様々な事業を手掛けるKanbawza Groupとも同様の契約を締結。3カ月の内にミャンマーの大手企業2社と契約を結んだことになる。
マイクロソフトは2013年にミャンマーICT協議会の創設メンバーとしてミャンマー入り。その後は市場で確かな足場を確立するため、様々な企業との提携に移行しているいるようだ。
多少の経済制裁は未だ残るものの、ミャンマー国内での米国企業の勢いは加速しているといえるだろう。