キリン、ミャンマーのビール最大手を買収 約700億円





キリンホールディングスは8月19日、ミャンマーのビール最大手Myanmar Brewery(MBL)を5億600万ドル(約697億円)で買収したと発表した。キリンはブラジル、オーストラリアでビール大手を子会社化しており、海外展開を加速する。

 MBLは「Myanmar Beer」「Andaman Gold」などのブランドでビール事業を展開し、売上高は約250億円。キリンは、ミャンマーは民主化と経済制裁解除の動きの中、今後の高成長と消費拡大が見込める有望市場だとして、MBLをベースにキリンのブランド力や開発力などを活用して成長を目指すとしている。

 シンガポールFraser and Neaveが保有するMBL株式の55%分をシンガポール子会社を通じて取得した。

ITmedia ビジネスオンライン




「ミャンマービール」社長に藤川氏、キリンHDが役員過半数派遣へ


 キリンホールディングスが買収したミャンマーブルワリーの社長に、キリンHDシンガポールの藤川宏社長が就任することで、ミャンマー側株主のミャンマー・エコノミック・ホールディングスと合意したことが20日、キリンHDへの取材でわかった。キリンHDは5人の役員のうち、3人を占めるという。
 ミャンマーブルワリーは「ミャンマービール」など有力なブランドを持ち、キリン側推定ではミャンマーのビール市場の8割を占める。飲食店に看板やグラスなどを提供して、独占的に契約するなど、同国内に強力な販路を構築している。同社の売上高は約2540億Ks(約250億円)で、約650億Ksの純利益を稼ぎ出す優良企業だ。
 キリンHDは19日、シンガポールのフレイザーアンドニーブから発行済み株式数の55%を取得。残りの株は、ミャンマー企業のミャンマー・エコノミック・ホールディングスが保有する。藤川氏はキリンHDシンガポールの社長も引き続き務める。






Posted by hnm on 水曜日, 8月 19, 2015. Filed under , , , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

人気の投稿

.

2010 . All Rights Reserved. - Designed by