三菱商事、ミャンマーで農業支援 研修センター増設
bcjpnoa, bcjpnoo, Han Sein, MaungSoe 木曜日, 4月 30, 2015

三菱商事は29日、民主化が進むミャンマーで、相次いで農業支援プロジェクトを進めると発表した。同国の農村で活動する非政府組織(NGO)のオイスカ(東京)が、乾燥地帯のマンダレー周辺で取り組んでいる農業人材育成を支援するため、研修センターの増設などの覚書に調印した。
同国の農業は国内総生産(GDP)の約3割を占める基盤産業だが、非効率で競争力が低い。政府は農村近代化による貧困削減を重点目標に掲げており、人材育成が急務になっている。
三菱商事はこのほど、国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)の貧困農村支援ファンドに民間で初めて資金(4年間で20万ドル)を拠出し、農村の生活向上や近代化に取り組む。三菱商事はミャンマーを重点国に位置づけ、工業団地の運営や食品企業への出資を通じた食品市場開拓も進めている。
