英ビール大手、ミャンマービール出資も





英ビール大手SABミラーが、ミャンマーのビール市場でシェアトップの「ミャンマービール」を生産、販売するミャンマー・ブルワリー(MBL)への出資を検討しているもようだ。SABミラー以外にも、同社への出資には複数の外資ビール会社が関心を示しているという。13日付イラワディーがロイター通信を引用して伝えた。
 MBLに出資する国軍系複合企業ミャンマー・エコノミック・ホールディングス(MEHL)が、MBLへの出資先を探しており、ロイター通信はSABが関心を示していると伝えている。SABによる出資比率の見通しなどは明らかになっておらず、同社もコメントを控えている。
 MEHLのMBLへの出資比率は45%。残る55%をシンガポールの飲料大手フレーザー&ニーブ(F&N)が保有しているが、MEHLがF&N保有株式の買収を求めて係争となっている。昨年10月には、仲裁裁判でMEHLに有利な裁定が下されており、価格面で折り合えばF&Nが売却に応じるとみられる。
 SAB以外では、タイのビール大手シンハ・コーポレーションを傘下に持つブンロート・ブルワリー、日本のキリンホールディングスなどがMBL出資に関心を示しているとされる。
 キリンの広報担当者はNNAに対し、重点市場である東南アジアの事業機会を模索しているものの、「決まったことは何もない」と説明した。

NNA

Posted by hnm on 金曜日, 2月 20, 2015. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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