サイアムセメント、ミャンマーで建材店展開




素材最大手サイアム・セメント(SCC)グループは、ミャンマーの建材需要増に対応するため、同国で建材店チェーンを展開する計画だ。最大都市ヤンゴンと北部マンダレーに販売店を開設する方針。タイ企業がミャンマーで建材店チェーンを展開するのは初めて。
 17日付バンコクポストがサイアム・セメント筋の情報として伝えたところによると、サイアム・セメントの全額出資子会社SCGディストリビューションと、関連会社で建材店を展開するサイアム・グローバルハウスが折半出資で設立する合弁会社グローバルハウス・インターナショナルが、ミャンマーで建材店を展開する。SCGディストリビューションはサイアム・グローバルハウスに30.02%を出資している。
 SCGディストリビューションは、ミャンマーに続いて、ラオス、カンボジア、ベトナムでも建材販売事業を計画している。今年末の東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体(AEC)発足によって、ASEAN各国による4カ国のインフラ事業への投資増が見込まれるため。
 サイアム・グローバルハウスのウィトゥーン最高経営責任者(CEO)によると、タイ国内では今年、販売店17店を新設するほか、3億バーツ(約10億8,000万円)を投じて配送センターを建設する計画だ。
 
 ■ミシュラン合弁から出資引き揚げ
 
 サイアム・セメントは16日、タイ証券取引所(SET)に提出した報告書で、フランス大手タイヤ・メーカーのミシュラン・グループとの合弁会社で自動車・トラック用タイヤを生産するミシュラン・サイアム・グループから出資を引き揚げることでミシュラン・グループと合意したと発表した。10%の保有株を23億バーツで売却し、16億バーツの臨時収入を得られる見込み。株式譲渡手続きは3月末までに完了する予定。

NNA

Posted by hnm on 火曜日, 1月 20, 2015. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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