三菱電機、研究所にミャンマー学生招聘



三菱電機は、ミャンマーの大学生を対象にしたインターンシップ制度を始める。同国最大の都市ヤンゴンにあるヤンゴン工科大学の学生を、日本にある同社の研究所に招き、3カ月にわたり特定のテーマで研究業務に従事してもらう。三菱電機が東南アジアからインターンシップを受け入れるのはシンガポール、タイに次いで3カ国目になる。
 三菱電機は23日、ヤンゴン工科大学と技術協力に関する覚書を締結した。覚書に基づき、同大の博士課程に属する女子学生を12月から来年2月まで、兵庫県にある先端技術総合研究所で受け入れる。学生は3カ月にわたり、電気を直流から交流に変換するためのインバーターについて研究することになっている。
 23日にヤンゴン工科大学で開催された覚書の締結式典であいさつした三菱電機の萩原稔アジア代表は、「三菱電機にとってミャンマーの教育機関との初めての技術提携になる。この提携を通じ、ミャンマーでの技術者育成に貢献したい」とインターンシップ制度の意義を強調した。
 三菱電機は、1960年に水力発電所向けに変圧器を納入したのを皮切りに、ミャンマー市場に参入。90年代以降は、現地の代理店を通じて空調設備や家電、エレベーターなどを販売してきた。今年4月には駐在員事務所を開設し、現地代理店が手掛けるエレベーターや空調設備、家電の販売の支援活動に乗り出している。


NNA

Posted by hnm on 木曜日, 11月 27, 2014. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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