ヤンゴン水道運営改善を支援:JICAが合意文書締結



国際協力機構(JICA)は、最大の都市ヤンゴンの水道運営改善を支援する。ヤンゴン市開発委員会(YCDC)との間で25日、合意文書を交わした。すでに実施している有償・無償資金による上水道設備整備などとともに、包括的な支援を提供する。
 YCDCの水道事業経営能力、無収水管理能力、水質管理能力の強化を通じ、ヤンゴン都市圏における上水道サービスの改善を目的に実施する。実施期間は5年間で、YCDC水道・衛生局に対する専門家派遣や研修を実施するとともに、無収水管理や水質管理に必要な機材を供与する。
 JICAによると、YCDCには水道事業の計画部門がなく、持続的な水道サービスに必要なモニタリングや財務管理などの体制が不十分。JICAは今回の技術支援で、YCDCの組織能力強化を支援する。
 ヤンゴン市は急速な経済発展と人口増加が見込まれている一方、給水率は約37%にとどまっており、水質や無収水などを改善しながら、計画的な上水道整備が求められている。YCDCは昨年、JICAの支援を受けて「水ビジョン」を策定、上下水道整備計画マスタープランも取りまとめている。
 JICAは現在、ヤンゴン都市圏の上水道整備事業として、上水道施設緊急整備計画(無償資金協力、供与限度額19億円)、上水整備事業(有償資金協力、同236億8,300万円)を実施。12年からは生活用水給水アドバイザーとして、専門家を派遣し技術移転を行っている。




NNA

Posted by hnm on 木曜日, 11月 27, 2014. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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