8割超は違法輸入、ミャンマーの二輪車市場



ミャンマーで運輸当局に登録されている400万台を超える二輪車の8割超が違法輸入車であることが分かった。チャン・マウン運輸相の話として3日付の現地紙ミャンマー・タイムズが報じた。
 チャン・マウン氏が10月27日、連邦議会で答弁に立ち、正規に国内で製造あるいは輸入された二輪車は76万8,605台で、総登録数405万3,000台に対して19%にとどまっていると明らかにした。ミャンマー・タイムズによると、二輪車は主に中国から違法に輸入されている。
 ミャンマー政府は今年2月から7月にかけ、全国で二輪車の登録キャンペーンを展開した。期間中に新規登録された違法輸入車は45万1,608台に上ったという。チャン・マウン氏は、「今後は違法に輸入された二輪車の所有者を罰金の対象とし、従わない場合には没収することもあり得る」とし、正規店で二輪車を購入するよう呼び掛けた。
 ミャンマーでは経済発展を背景に二輪車の購入意欲が高まっている。中長期的に市場の大幅な拡大が見込まれているものの、進出する日系二輪車メーカーからは、「違法輸入車の問題が解決されなければ、価格差のある正規品の普及は難しい」との声が挙がっている。
 ミャンマーでは、最大都市ヤンゴンの中心部で二輪車の走行が原則禁じられており、主な市場は第2の都市マンダレーなどの都市となっている。

NNA

Posted by hnm on 木曜日, 11月 06, 2014. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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