米KFC、ミャンマー1号店を来年開業
bcjpnok, bcjpnon, bcjpnoo, Han Sein 月曜日, 10月 13, 2014
ミャンマーで2015年に米国系ファストフードチェーンのケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の1号店が開業する。KFCを展開する米ヤム・レストラン・インターナショナル・グループが13日、発表した。米国の大手飲食店チェーンによる初のミャンマー進出で、マクドナルドなど他社も追随する可能性がある。
ヤム・レストランは、シンガポール証券取引所に上場するミャンマー系投資持ち株会社ヨマ・ストラテジック・ホールディングにフランチャイズ権を付与。ヨマを通じてミャンマーでの店舗展開に乗り出す。店舗を置く都市や開店時期など詳細は明らかにしていない。
KFCのミッキー・パント最高経営責任者(CEO)は、「われわれは新興国で拡大戦略を推進中。ミャンマーは約5,000万の人口を抱え、アジアでも重要な市場」とミャンマー進出の理由を説明した。ヨマのサージ・パン会長は、「当社はミャンマーの飲食市場での存在感を高めたいと考えており、KFCの進出で橋頭堡を築くことができる」と語った。
ヤム・レストランは今年4月、関係者をミャンマーに派遣して投資企業管理局(DICA)のアウン・ナイン・ウー局長と面談。傘下の「KFC」「ピザハット」などの店舗開設の可能性について議論していた。
ミャンマーでは外資系飲食チェーンの開業が相次いでいる。これまでに韓国系の「ロッテリア」や「BBQチキン」、シンガポール系の「ヤックン・カヤトースト」などが進出している。
ヤム・レストランは米ケンタッキー州に本社を置く企業で、125カ国・地域で4万店以上の飲食店を運営している。KFCもその1つで、118カ国・地域で1万8,000店以上の店舗を抱える。全世界での売上高は約230億米ドル(約2兆4,684億円)となっている。