工場対象に水質検査、ヤンゴンで今年2回目




ミャンマーのヤンゴン市は年末をめどに、市内で操業する工場を対象に水質検査を行う。排水処理設備が市の定める環境基準に適合しているかを調べるもので、検査は今年に入って2回目となる。国営紙ニュー・ライト・オブ・ミャンマーが9月30日付で伝えた。
 ヤンゴン市開発委員会(YCDC)の環境保護局が担当官を派遣、5つの項目について工場から排出される水を検査する。基準に合致していない工場には設備を改善するよう通告し、従わない場合には操業の一時休止を命じたり事業免許を剥奪したりする。
 YCDCは2012年度に工場の水質検査を開始。今年6月にも実施し、25の工場に対して設備の改善を命じた。命令を受けて11工場がただちに汚水処理設備を更新したが、残る14工場は対応できず、YCDCは8月15日付で再度、改善を命じていた。
 ニュー・ライト・オブ・ミャンマーによると、ヤンゴンには24の工業団地があり、約40万の工場が操業している。
 ミャンマーでは、環境保全法で環境対策に関する基本的な方針が定められているが、排水規制についての定めはない。YCDCや工業省が排水に関する基準値を設け、新たに工場やホテルを建設する事業者に対し、基準を守るよう指示しているだけの状態となっている。

NNA


浄化槽のしくみ


浄化槽の仕組み



Posted by hnm on 水曜日, 10月 01, 2014. Filed under , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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