ポエザーグループから見れば農民が裕福になることは自分達の商売が衰退する


田植えをする農民


ミャンマー農業の課題



ミャンマー国民が民主化の恩恵を受けるためには7割の農村経済に頼っている人達の収入増をどの様に支援するかに掛っている。


最近日本の学者や評論家、農業専門家がミャンマー農業についてのレポートを出しミャンマー農業は将来有望との評価が多い。


しかし、農業従事者の可処分所得をどの様に増やすか等、農民の生活向上のための提案は少ない。


ミャンマー政府も農民への直接貸付また農業開発銀行の融資等で農村改革に必死になっているが、現状は空回りとみて良いだろう。


私は政府政策の空回りの原因は、農村にしっかり根付いたポエザー(ブローカー)、商人、軍人のトライアングルが農民を喰い物にしているとみる。

これらを詳しく書けば切が無いので割愛するが、イメージ的には農協が法外な金利を取る高利貸と思えばいい。


ポエザーグループから見れば農民が裕福になることは自分達の商売が衰退する、つまり農民を裕福にさせる輩は彼らから見ると俺の利権に手を突っ込んで来たと者とみなし何かにつけ妨害する。


農民が政府や銀行から金を借りる時も全て整えてくれ書類にサンイさえすればよい、しかしその手数料が異常に高くとも黙って支払うしかない、面倒な書類は農民には書けないのだから。


結局5万ks借り入れても手元には4万ksしか入らないシステムだ。


ここで見逃せないのが、農民がポエザーを悪者と思わず困った時には色々面倒を見てくれる便利な人と思いこんでいる事である。


悪徳業者を地道に駆逐しないと土地なし農民が増え、農業作業員不足を一層深刻にする。


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Posted by hnm on 水曜日, 8月 27, 2014. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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