建設業者が近く公表へ、ティラワの発電所計画
bcjpnok, bcjpnon, bcjpnoo, Han Sein 木曜日, 8月 21, 2014

ミャンマーのヤンゴン近郊で開発の進むティラワ経済特区(SEZ)向けの電力を供給する発電所の建設プロジェクトが本格化しようとしている。すでに建設業者を決める入札が実施され、選定作業に入っており、近く結果が公表される見通し。着工が秒読み段階に入った。
50メガワット(MW)規模の発電所の建設業者を選定する作業が、エネルギー省が主体となって行われている。燃料に天然ガスと重油を併用できる25MWの発電機が2基設置されることになっており、今年初頭に応札が始まっていた。業者が決まり次第、建設工事に入り、特区の先行区画の開発が完了する来年半ばの完成が見込まれている。
発電所は日本政府の支援で建設される。ミャンマー政府が日本政府と結んだ円借款契約では金利が0.01%、返済期間は40年。この契約には港湾施設の整備も含まれており、供与額は200億円となっている。
16日付の現地紙デイリー・イレブンがティラワ経済特区のミャンマー側の事業体であるミャンマー・ティラワSEZホールディングスのウィン・アウン会長の話として伝えたところでは、ティラワでの電力需要は2015年の10~20MWから18年には60~90MWに、20年には160~225MWに達する。
ティラワ経済特区の開発は昨年11月に始まり、今年5月に189ヘクタールの先行区画の販売にこぎ着けていた。