大規模な不動産開発、ヤンゴンのインヤー湖付近で
bcjpnok, bcjpnon, bcjpnoo, Han Sein 火曜日, 8月 19, 2014

ミャンマー最大の都市ヤンゴンにあるインヤー湖近くで大規模な不動産開発が行われる。「セカンド・ダウンタウン」と呼ばれるプロジェクトで、開発面積は東京ドーム2.6個分に相当し、ベトナム企業がインヤー湖の横で進める複合開発を大幅に上回る規模になる。16日付の現地紙セブンデーが伝えた。
「セカンド・ダウンタウン」では、ヤンゴン市マヤンゴン郡区を南北に通るミンダマ・ロード沿いの12万平方メートル超の用地に、ホテルや会議場、商業施設、コンドミニアム、オフィスビルが建設される。ヤンゴン市開発委員会(YCDC)による開発権入札の結果がこのほど公表され、現地建設会社のファースト・ミャンマー・コンストラクションが落札した。
ファースト・ミャンマー・コンストラクションは、インフラ整備などを手掛ける土木建築のミャンマーV―パイル・グループ・オブ・カンパニーズの傘下企業。V―パイルは1996年設立で、オランダのビール大手ハイネケンのミャンマー工場の基礎工事などを受注した実績を持つ。今年2月には、ジャパンパイル(東京都中央区)と提携している。
セカンド・ダウンタウンは、YCDCが国際協力機構(JICA)の支援を受けて進める「ヤンゴン都市圏開発プログラム」の一環。このプログラムは市内の基礎インフラ整備などが盛り込まれた計画で、交通渋滞解消や上下水道整備、電力不足の解消に向けた施策が講じられることになっている。
インヤー湖周辺の不動産プロジェクトでは、セドナ・ホテル・ヤンゴンに隣接する約8万平方メートルの用地で、ベトナム不動産大手ホアンアイン・ザーライ(HAGL)が複合施設の建設を進めている。
