ミャンマーの天然ガスパイプライン、中国への輸送開始




中国とミャンマー、韓国、インドの4カ国、6者が出資する「中国-ミャンマー天然ガスパイプライン」で28日、ミャンマーから中国への天然ガス輸送が始まった。建設に3年がかかった。29日付環球時報が伝えた。

過去数年間でミャンマーの国内情勢は大きく変化し、パイプラインの建設はミャンマー国内や海外の反対世論にもさらされた。28日の輸送開始式典に出席したニャントゥン副大統領は「中国とミャンマーの間のパイプライン設置は出資した4カ国の共通の利益となるだけでなく、ミャンマーの経済、工業化、電化の水準を押し上げ、長期的な発展にとって重要な意義を持つ」と強調した。

中国石油天然気集団公司(CNPC)の汪東進副総経理は「中国とミャンマーを結ぶ原油・ガスのパイプラインの完成によって、中国は中東の原油をマラッカ海峡を経由せずに輸入できるようになる。中国がエネルギー調達を多元化し、安全を保障する上で戦略的意義がある」と指摘した。

汪副総経理によれば、中国-ミャンマー天然ガスパイプラインの年間輸送量は120億立方メートル。また、年間2200万トンを運ぶ原油パイプラインはこれまでに全体の94%が完成し、今年末の稼働開始が見込まれる。

(編集翻訳 恩田有紀)


Posted by hnm on 月曜日, 7月 29, 2013. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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