この国の精神科専門医は、国中あつめても100人ほど(日本は14000人ほど)と人口比補正しても70分の1しかいませんが、



洪水被害のミャンマーで精神科医がトラウマケアの猛特訓中なう



今年の雨季はとりわけ甚大な洪水被害をうけたミャンマー。いま、この国の精神科医たちがトラウマケアの猛特訓中です。 0otyly
大きな災害に見舞われたとき、心的トラウマに苛まれる人々が大量に発生します。
  • 自身が流されかかったり、水没家屋から命からがら救出されたり、濁流のあいだに取り残されたり、直接被害の人々
  • 救援に向かった軍関係者や消防関係者やボランティア等々、救援者が凄惨な光景を目撃したり同化したりで受けるトラウマ。これを「惨事ストレス」といいます。
  • 自身は助かったけれど、家族や恋人や近い人を亡くし遺された人々が不合理な罪悪感を抱くことがあります。自分が代わりになれば良かったのにと。これを「サバイバーズギルト」と呼びます。
こうした方々に(もちろん)ミャンマー語でケアをする人材が必要になります。そこでトラウマケアのセッションが開催されてテレビ局に入り大々的におこなわれています。
東ダゴンのMyanmar Mental Health Hospital。ヤンゴン大付属のこの国随一の精神科病院です。

最初はヤンゴン医大Ⅰの先々代の教授。この国の精神科医の大ボス。この人は一度神戸に来ていたはず。

この先生は先月定年になったばかりのヤンゴン医大Ⅰの前教授。まだ後任が就任していない今、ボスです。

この女性は院長先生。病院の管理的業務はこちら。

中堅の先生。FB好きでこの病院の光景をちょくちょくアップしてくれます。

この先生は軍医出身です。

みんな和気藹々でしっかり勉強中。

この国の精神科専門医は、国中あつめても100人ほど(日本は14000人ほど)と人口比補正しても70分の1しかいませんが、基礎レベルは高く、大車輪での活躍が期待されます。

洪水被害者支援に動くミャンマーの精神科医たち


洪水の被災者支援。これからPTSDの大量発生が予想されるところ、トラウマケアとして、精神科医たちの動きです。
TV出演でトラウマケアの啓発活動に頑張っているのは、私のヤンゴン訪問のたびにお世話になっているDSMA(軍医医科大学)講師の先生です。(彼は教授にすごく気に入られているので現教授が定年になる6年後に教授になるかも)



Mental Health Society(精神科医協会)としての動き。
今回訪問中の9日に同協会の幹部たちがランチの席を設けていただいたので色々うかがってきました。


2015年9月15・16日にヤンゴンにてトラウマケアの講習を実施予定。
医師むけと一般向けをワンセットづつ。
マンダレーでも同様にワンセットづつ。
まだ精神科医協会として現地で本格展開はしていなくて準備段階 とのことでした。
災害精神医学やトラウマケアの書籍をいくつか寄贈させていただきました。
また、私のFB友達の中堅医師たちが集まって計画を練っているのもアップされています。この写真には「いま、公衆衛生サービスをオーガナイズする相談中」とキャプション。

ミャンマー洪水被災者のトラウマケアに向けて着々と準備が進行中。


Posted by hnm on 火曜日, 9月 15, 2015. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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