ヤンゴンの小売スペース拡大:今年はHAGL開業、計画目白押し
bcjpnok, bcjpnon, bcjpnoo, Han Sein, MaungSoe 火曜日, 5月 19, 2015

米不動産サービス大手コリアーズ・インターナショナルによると、ミャンマー最大都市ヤンゴンの小売りスペースは向こう数年にわたって拡大する見通しだ。今年はベトナムの不動産大手ホアンアイン・ザーライ(HAGL)がヤンゴンで開発中の大型複合施設「HAGLミャンマーセンター」のショッピングモールが開業を控えている。
ヤンゴンの小売りスペースは昨年末時点で15万平方メートル。昨年1年間で2万8,000平方メートル、24%拡大した。中心部ではシティマート・ホールディングスがタムウェ郡区に開いた「オーシャン・スーパーセンター」、ネイチャーワールドがダゴン郡区に設けた「ミャンマー・カルチャー・バレー・センター」、郊外ではアウン・カウン・チョー・コンストラクションが東部ティンガンジュン郡区に開発した「AKKショッピングモール」が拡大に貢献した。
昨年末時点の入居率は98%と高水準。平均賃料は1平方メートル当たり月額25.60米ドル(約3,100円)で、前年比19%上昇した。新たな商業施設では、賃料が平均の2倍の50~60米ドル水準に達しているという。
今年は小売りスペースは大きく拡大する見通し。中でもヤンゴン最大級の商業施設になる「HAGLミャンマーセンター・ショッピングモール」が拡大分の半分以上を占める見通し。これより規模が小さい小売りスペース5,000平方メートル以下の施設として、アジア・ミャンマー・コンソーシアム・デベロップメントがアロン郡区で開発している「リバービュー・ポイント・ヤンゴン」、シャイン・コンストラクションがミンガラタウンニュン郡区に設ける「アジア・パシフィック・コンドミニアム」などが新たに供給される見通し。
ヤンゴンでは1万平方メートル以上の大型小売り施設が少ない。ただ向こう4年ほどで、「カンタヤ・センター」「キャピタル・シティー」「ダゴン・シティー」の1と2、「ジャンクション・シティー」「タイム・シティー」など大型施設の開業が相次ぐ見通しとなっている。

