ヤンゴンの新築マンションは実需が少なく投機目的で購入した者が多く供給過剰気味になっているのが現実。


マンションの新聞広告



ヤンゴン不動産下落の内幕



ヤンゴン市内には高層建築用のタワークレーンがいたる所に乱立している。


高級コンドミニアムと称される10階建て以上のマンションがヤンゴンではこの4年間に12000戸以上供給されたと言われている。


そして今も建築途上の建物が多数あり、YCDCが許可した高層ビルは28か所。


 

ミャンマーでのマンション建設は等価交換方式が主流で、開発者は設計・申請・建築確認取得までの資金が有れば後は部屋を販売しながら建築工事を進めるので資金力のない者でも開発可能。


しかし最近は売れ行きが芳しくなく建設を止めている業者もいるそうだ。


 

ミャンマーで邦貨1000万以上の物件を現金で購入できる家族は1%程度、つまり9万世帯だ。


その内ヤンゴン在住は2万世帯程度。これらの層は既に持ち家が有り。マンションは投機目的で購入しているので実需ではない。しかしこの層の人たちは損切をすることなく持ち続けるだろう。


問題は中間層の人々の購入した物件だ、


これは頭金10%残金36か月払いで購入している。  

                 

しかしこの人たちも投機目的で、1年ぐらいの支払いで転売し儲けるつもりだったが、買い手が見つからなく、支払いが苦しくなり購入価格の7割で売り出しても買い手がつかないそうだ。


中には1年間支払った金を損失して契約解除する者もいる。


 

ヤンゴンの新築マンションは実需が少なく投機目的で購入した者が多く供給過剰気味になっているのが現実。


よって、売れ行きが急激に悪くなり、開発業者の資金繰りも苦しくなり安売りに走ってマンション価格を下げている構図だ。


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Posted by hnm on 木曜日, 4月 30, 2015. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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