鉄道整備の協力で一致 日タイ首脳が会談
bcjpnol, bcjpnoo, MaungSoe 火曜日, 2月 10, 2015
2015年2月10日、タイメディアは、プラユット首相と安倍総理との首脳会談は有意義で、訪日した意義は大きかったと伝えた。
高速鉄道整備などのインフラに日本が協力することや、経済分野をはじめ関係を強化していくことを共同声明として発表した。声明には、バンコクを中心とする高速鉄道整備や、タイ国内のインフラ整備に日本が協力すること。タイがミャンマーと共同で進めるミャンマー南部での港湾施設や工業団地などの整備に日本を含む3カ国が連携して取り組むことなど、経済分野を中心に関係を強化していくことが盛り込まれている。
会談では、タイの民主化プロセスを進めることや、南シナ海での中国の海洋進出をトラブルを念頭に、国際法に従って平和的に解決を目指すことを確認した。
また、イスラム過激派組織ISIL(アイスィル)による日本人殺害事件を断固として非難し、国際社会と連携してテロに対処していくことで一致した。タイで行われる多国間の軍事演習に自衛隊が参加するなど安全保障面での協力についても合意した。
プラユット首相は「日本にはタイの経済発展に力を入れていただき、感謝しています。さらに協力をおねがいしたい」と述べた。一方、安倍総理は、プラユット首相が滞在中、東海道新幹線を利用することについて「日本の高速鉄道の技術力、快適なサービスを実感していただければ」と述べ、タイが新幹線技術導入について考えを深めることに期待を示した。
【編集:高橋大地】
Global News Asia
安倍総理は、プラユット首相が滞在中、東海道新幹線を利用することについて「日本の高速鉄道の技術力、快適なサービスを実感していただければ」と述べ、タイへの新幹線技術導入について期待を示した。(写真はN700系新幹線JR名古屋駅で10日午後、細田雅幸 撮影)