農民発展党党首「農民のための政権が必要」

ミャンマー農民発展党のチョウスワソウ党首


来日したミャンマー農民発展党のチョウスワソウ党首(49)が4日、都内で毎日新聞の取材に応じた。同党は2012年11月の結党で、党員は人口の1割の約500万人だという。国会にまだ議席はないが、今年後半に実施される総選挙について、チョウスワソウ氏は「ミャンマーの国民は7割が農民で、農民のための政権が必要だ。軍事リーダーはもういらない」などと、意欲を語った。

 ミャンマーでは、2010年に20年ぶりに総選挙が実施され、11年に長年続いた軍事政権から民政に移管された。与党「連邦団結発展党」(USDP)や、アウンサンスーチー議長率いる最大野党「国民民主連盟」(NLD)に注目が集まるが「農民が貧困に苦しんでいることが、忘れ去られている」と訴えた。

 1989~96年に日本に滞在し、ミャンマーの民主化を支えた。新幹線やインフラ整備、農民向けの銀行設立などの面で、日本の協力を期待する。3日に安倍晋三首相を表敬訪問し、ミャンマーへの支援も訴えた。

【長野宏美】
毎日新聞

Posted by hnm on 火曜日, 2月 10, 2015. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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