カラダン・マルチ輸送路、港の完成は5月に
bcjpnok, bcjpnon, bcjpnoo, Han Sein 火曜日, 2月 10, 2015
ミャンマー西部を流れるカラダン川を、同国とインド東部を結ぶ物流経路として開発する「カラダン・マルチ輸送路計画」の中核となる港湾施設の完成が5月になりそうだ。開発費用は為替変動もあって45億ルピー(約86億円)相当となり、当初計画を約3割上回るという。インド紙ザ・ヒンドゥが1日付で伝えた。
5月に完成するのはラカイン州の州都シットウェ近くのシットウェ港と、カラダン川の水上輸送用施設。インド政府関係者が明らかにした。在シットウェ・インド領事館関係者が昨年9月、今年4月に完成するとの見通しを示していたが、1カ月遅れることになる。
カラダン川の河口付近に位置するシットウェ港は、インド政府の支援で2010年から大型船の接岸が可能な深海港として開発が進められてきた。
カラダン・マルチ輸送路計画は、インド北部のミゾラム州とラカイン州の州都シットウェを河川と陸上のルートで接続するもので、両政府が09年、共同開発に合意した。計画には両港の整備に加え、カラダン川のしゅんせつや、両国を結ぶ高速道路の建設が含まれている。