初の日本人医師常駐診療所:大雄会、ヤンゴンに年内開設へ
bcjpnol, bcjpnon, bcjpnoo, MaungSoe 木曜日, 2月 26, 2015

医療法人の大雄会(愛知県一宮市)はこのほど、ミャンマーに診療施設を開設すると発表した。現地企業と合弁で、年内に同国最大の都市ヤンゴンの大手病院内に設置し、日本人医師を常駐させ在留邦人や日本人観光客らを診療する。医療搬送を手掛ける国際企業と提携し、患者を国外搬送できる環境も整える。大雄会によると、ミャンマーで初の日本人医師の常駐する医療機関になる。
大雄会は近く、ミャンマーで診療所などを運営する現地企業レオ・ファミリー・インターナショナルと合弁会社を設立。この合弁会社を通じ、マヤンゴン郡区にあるビクトリア病院に併設されている在住外国人向けに医療行為を提供する「レオ・メディケア」内に診療施設を置く。施設の名称は「大雄会・レオクリニック(仮称)」。
ヤンゴン第一医科大学名誉教授を務める伊藤哲医師と日本人看護師1人を常駐させ、内科や小児科を中心に診療する。ビクトリア病院と連携して放射線治療なども行う。必要に応じて、ほかの医療機関も紹介する。医療搬送サービスを手掛ける国際企業と提携し、患者をタイ、シンガポール、日本など国外に搬送できる環境も整備することにしている。
大雄会法人本部広報グループはNNAに、「2~3年内にミャンマーでのクリニック事業を軌道に乗せたい」と説明した。
ミャンマーでは在留邦人が急速に増加している。ヤンゴン日本人商工会議所(JCCY)の加盟社数が昨年10月に200社に到達し、2011年の民政移管から4倍に増えた。ヤンゴン近郊にあるティラワ経済特区(SEZ)への投資が活発化する中、駐在員をはじめとするミャンマー在留の邦人の増加傾向は今後も続く見通し。大雄会は日系の医療サービスに対するニーズが高まると判断、医療施設を開設することにした。
大雄会は1966年に設立され、2012年4月に社会医療法人として認定を受けた。経済産業省が主導する「日本の医療・サービスの海外展開の調査事業」に参画している。ミャンマーでは、98年から医療機器の寄贈や現地人医師の育成といった社会貢献活動を継続的に行ってきた。



