ミャンマーではよくある話で、この国で仕事をする人にとっては、

半月ほど前の話。

他社でまとまった台数の
パソコンを購入するにあたり、

ＣＡＤを使った業務を想定して
パソコンを購入したいとの目的から、

私が同行して機材を選ぶことになり、


そして、

とあるお店で、
１０台ほどのパソコンを選び、

値引き交渉の結果、

１台あたり
３５ドルほど値引きとなりました。


すると、


私が同行した他社の
ミャンマー人スタッフに対し、

店員さんから質問が、

「値引き後の価格を、
　領収書に書きますか？」

「値引き前の価格を
　領収書に書きますか？」

と、


？！

なんで？！

値引きしないってこと？


意味が分からず、

何度か聞き直すと、


「そうじゃないです。」

「支払いは、
　値引き後の金額でＯＫですが、

　領収書は、
　値引き前の金額にしますか？

　という確認です。」


とのこと、

・・・・

しばらく、

何を言いたいのか良くわからず。


とにかく、

「値引き後の金額を書いてください。」

と頼み、

普通に購入したのですが、


・・・・


要するに、

ミャンマーではよくある話で、

交渉して値引いた差額を、
自分のモノにできるように、

お店の方で値引き前の
領収書を準備できますが、

いかがいたしますか？

という意味の確認だったようです。


・・・・

１台　３５ドルほど×１０台分

３５０ドルって、
一般的な現地人の月給の数倍。。


そういえば、

とある建設会社の社員（ミャンマー人）が、

月給９０ドルほどなのに、

全国各地、休みなく、
朝から晩まで引っ張りまわされても、
一生懸命働く理由が、

「資材の仕入れ時に
　キックバックがあるから、
　十分収入が得られる。」

とか、

ワケのわからない収入について、

この国の常識だ！と
豪語していたのを思い出しました。


・・・・

（日本の建設会社でも
　　今もたまに聞く話ですけど、、）


そういうことするから、

回り回ってはいつかは、
自分の首絞めることになるんですけど、

そんなことは、おかまいなし。


それにしても、

お店の側から率先して、
ウソの領収書の話し切出すって、

どれほど常態化しているのか、

この国で仕事をする人にとっては、

なんとも恐ろしい話です。。




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