ミャンマーで技術者育成:JICAが2大学支援
bcjpnok, bcjpnon, bcjpnoo, Han Sein 月曜日, 10月 07, 2013

国際協力機構(JICA)は4日、ミャンマーで不足している技術者を育成するために今月からヤンゴン工科大学とマンダレー工科大学への支援を開始すると発表した。両大学の工学部に日本から教員を派遣し、インフラ開発などに必要な人材の開発を後押しする。
京都大学、千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学の7大学が今後5年間にわたって延べ240人の教員を派遣するほか、ミャンマー側の教員の日本での博士号取得も後押しする。ヤンゴン工科大学とマンダレー工科大学の土木、機械、電力、電子、IT(情報技術)、メカトロニクスの6学科を支援の対象とした。
ミャンマー側の教員の研究能力を向上させるため、博士号取得に加えて日本の7大学との共同研究を進めたり必要な機材を供与したりする。カリキュラムの見直しなどを通じて実践的な教育システムの実現も目指す。支援額は5年間で13億5,000万円。
4日にヤンゴン工科大学で開催された式典に参加したJICAの田中明彦理事長は、「ミャンマーでの人材育成はJICAにとっての重点課題の1つであり、工学系の学生のすそのを広げることは重要だ」と意気込みを語った。式典にはミャンマーのコー・コー・ウー科学技術相、沼田幹夫駐ミャンマー大使、京都大など7大学の関係者らも出席した。
ミャンマーでは、軍事政権下での大学の予算問題や民主化運動後の大学閉鎖の影響で、専門的な知識や技術を持つ工学系の人材が不足し、インフラ開発の足かせになっている。