ミャンマー 制裁解除で輸出拡大へ

5月22日(火)8時15分配信

 ミャンマーに対する欧州連合(EU)の制裁措置が、武器禁輸を除く全ての輸出入品目を対象に1年間停止されることとなり、ミャンマーの縫製業界が輸出拡大や雇用増に期待を寄せている。AP通信などが報じた。

 ミャンマーの縫製業は1990年代後半から2000年代前半にかけての各国による制裁措置で大打撃を受けたが、近年は持ち直しの兆しを見せている。東南アジア諸国連合(ASEAN)の繊維産業振興を目指す団体、ソース・アセアン・フル・サービス・アライアンス(SAFS)によると、昨年のミャンマーの繊維製品の輸出額は6億830万ドル(約480億円)で、07年からの5年間で45.5%増加した。主な輸出先は日本(57%)、韓国(38.2%)などとなっている。

 EUは制裁停止にともなって途上国からの輸入品に一般の関税よりも低い税率を適用する一般特恵関税制度(GSP)の導入も検討しており、ミャンマーにとっては輸出拡大の追い風となりそうだ。

 また、ミャンマー衣類製造業者協会は、GSPが導入されれば波及効果で年内だけでも2万5000人の新規雇用創出につながると期待を寄せている。

Posted by BCJP Files on 火曜日, 5月 22, 2012. Filed under , , , . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0

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